リヨン2区のコードリエ(Cordeliers)地区はテロー地区とベルクール広場の間にある人通りの多いにぎやかな地区です。証券広場(Place de la Bourse)やメルシエール通り(rue Mercière)にはおいしいと評判のブションやレストランが数多くあります。歩行者専用の道路レピュブリック通り(Rue de la République)にはデパートや大きな専門店、エドゥアール・エリオ通り(Rue Edouard Herriot)では高級ブティック、パッサージュでは専門店でのショッピングが楽しめます。
コードリエ地区にある観光スポットやレストランやブション、チョコレートやお菓子などのスイーツ、コードリエ地区の歩き方や楽しみかたを紹介します。
リヨンのコードリエ地区の観光スポット
リヨンのコードリエ地区にある見どころや美術館などの観光スポットの一覧です。
リヨンのコードリエ地区のレストラン
リヨンのコードリエ地区にあるブションやレストランの一覧です。主に、証券広場(Place de la Bourse)に面した通りやその裏通り、メルシエール通り(rue Mercière)においしいレストランが集中しています。リヨンの中心で食事をしたいと思ったら、この2つの通りだと見つかりやすいです。
リヨンのコードリエ地区のスイーツ
リヨンのコードリエ地区にあるチョコレート専門店、お菓子屋さんやコンフィズリー(砂糖菓子)が多くあります。
リヨンのコードリエ地区の歩き方
レプブリック通り Rue de la République の開墾の際につくられたのがパレ・デュ・コメルス Palais du Commerce です。現在は証券取引所の前の広場 Place de la Bourse になっています。
1327年から1471年にかけてつくられたサン・ボナヴァンチュール教会 Église Saint-Bonaventure はコードリエ広場に位置しています。コードリエ修道会に属しており、その名称はフランシスコ枢機卿の名から付けられました。
教会の入口には聖ボナヴァンチュールの生涯が4枚のタペストリーと19世紀のステンドグラスが展示されています。ステンドグラスは第二次世界大戦中の1944年に大部分が破壊されてしまいました。その後修復されましたが、現代のステンドグラスも加えられています。
サン・ボナヴァンチュール教会の近くには、印刷工場主のマリウス・オーダン Marius Audin が本の歴史家のアンリ=ジャン・マルタンと設立した印刷博物館 Musée de l’Imprimerie があります。
この建物は市の参事会議議員が1604年から1655年にかけて集まっていた場所でした。博物館では5世紀にわたる貴重な文書が展示されておりドイツのマインツ、ベルギーのアントワープと並ぶ規模の印刷に関する博物館です。
フランスで最初の本の印刷は1476年にリヨンでおこなわれました。メルシエール通りのバルテルミー・ビュイエ Barthélemy Buyer のアトリエでした。その後、1516年にドイツのグリフ家 Gryphe などの職人たちが次々とメルシエール通りにアトリエをかまえ、リヨンの本製造業の繁栄を築きました。
印刷博物館の近くにあるのがサン・ニジエ教会 Église St-Nizier で15世紀に建てられました。
赤煉瓦造りのゴシック様式と透かし彫りを施したネオゴシック様式という非対称の2本の尖塔をもっています。ファサードにはルネサンス時代の1579年につくられたの正面ポーチが残されています。内部には豪華に装飾された回廊が建物内をぐるりと囲んでいます。ギャスパール・ポンセ Gaspard Poncet が創った聖母マリアとリヨンの48人の殉教者を描いたモザイク、ベギュル作のチャペルのステンドグラス、1674年のコイスヴォワの有名な彫刻『ノートルダム・デ・グラース』、シナール作の『聖ボタン』、19世紀のリヨン派の画家による絵画、ブノワ Benoît のデッサンをもとに創られたネオゴシック様式の説教壇などが見所です。