リヨンの中心にある人気のレストランであるビストロ・ド・リヨンに行ってきました。リヨンに住み始めてもう数回は訪れているビストロです。
今回は食事の内容や感想やおすすめポイントを紹介したいと思います。
ビストロ・ド・リヨンの食事メニュー、営業時間や予算目安、場所や行き方についてはこちらをご覧ください。
▶︎ビストロ・ド・リヨンの詳細情報[Bistrot de Lyon]
ビストロ・ド・リヨンの食事内容
ビストロ・ド・リヨンではリヨンとフランスの郷土料理を提供しています。ブション料理と一般的なフランスの料理が選べます。
テーブルセッティングです。テラス席を選んだのでカジュアルですが、店内席の場合は白いテーブルクロスを敷いています。
食前酒にはキールを選びました。
アペリティフとして黒オリーブとグラトンです。グラトンとは豚の皮や脂身を豚脂で揚げ焼きしたもので、塩味がついているのでお酒に合います。
まずは前菜料理から紹介します。
リヨン風サラダは一般的なものとは異なり、大きめのベーコンや甘く煮た玉ねぎ、豚の耳のケイク(写真右方)が添えられています。
メイン料理です。
クネルはナンチュアソース(ザリガニの出汁で作ったソース)をかけてオーブンで焼いて提供されます。熱いうちはクネルが膨れています。ビストロ・ド・リヨンでも自家製でクネルを作っているので美味しいのは間違いなしです。付け合わせはお米(ごはん)で、ソースにとてもよく合います。
ピスタチオのソーセージもリヨンの郷土料理で、付け合せのレンズ豆もリヨンではよく見る料理です。レンズ豆はフェンネルなどのハーブで味付けされ、爽やかな味がしました。
デザートもリヨンとフランス一般のどちらもあります。リヨンのデザートは赤いプラリネを使ったものがありました。
ウッフ・ア・ラ・ネージュというフランスで有名なデザートにリヨンのプラリネの入ったソースが添えられています。ウッフ・ア・ラ・ネージュは卵白をあわ立てて、茹でる軽い食感のデザートです。
甘く煮た桃にバニラアイスクリーム、シャンティイクリーム(泡だてた生クリーム)をのせて、グロゼイユという赤い果物のソースをかけたデザート。ピーチメルバもフランスでは有名なデザートです。
チーズケーキはフランスではあまり一食べられなかったのですが、現在ではよく見かけるようになりました。
ビストロ・ド・リヨンの店内の様子
テラスや1階2階と130席もある広い店内にはアールヌーボーの装飾がしてあります。
ビストロ・ド・リヨンのある建物は16世紀に建てられ、かつて印刷業者が住んでいた建物で、文学や芸術などを語り合う場所でした。
ビストロ・ド・リヨンのおすすめポイント
ビストロ・ド・リヨンは1974年にオープンし、オーナーでシェフであるジャンポール・ラコンブ氏はかつては史上最年少でミシュラン2つ星を獲得し実力のあるシェフです。良質な料理がリーズナブルな価格でいただけます。
ですので、料理の質やサービスもとても満足のいくものになっています。どの料理を食べても間違いなしの美味しさです。料理はすべて自家製で作っています。リヨン郷土料理と一般的なフランス料理を提供しているので、グループで食べたいものがまとまらないっていう方にもおすすめのビストロです。
食事の量も多すぎず、日本人でも残さずに食べれるちょうどいい量だと思います。リヨンのブションだと大量に出てきて食べきれないという方におすすめです。
店内のアールヌーボーの雰囲気や装飾も美しいです。テラスも広く、賑やかな雰囲気で食事ができます。夏の時期にはテラス席が絶対におすすめですよ。トイレも清潔で、トイレに厳しい日本人でもOKです。
毎日営業しており、いつでもたくさんのお客さんが入っています。特に週末は満席になるので、予約をしていくことをおすすめします。週末でなければ、店内は席数も多いため予約なしでも入ることができます。
夜は23時30分までの営業ですが閉店時間が近くなると、入店を断られることもあります。私も22時過ぎに席が空いているのにも関わらず、断られたことがあります。遅くに入店したい場合は予約をあらかじめするのがいいと思います。
リヨン中心でレストラン選びに迷ってどこに行けばいいのかわからないっていう時には、このビストロをおすすめします。
以上、ビストロ・ド・リヨンの食事内容とおすすめポイントでした。参考になれば幸いです。では、良い旅行を!
ビストロ・ド・リヨンの食事メニュー、営業時間や予算目安、場所や行き方についてはこちらをご覧ください。
▶︎ビストロ・ド・リヨンの詳細情報[Bistrot de Lyon]