旧市街

リヨン旧市街のトラブールの場所と観光のしかた

リヨンのトラブール Traboule

トラブールとは建物と建物の間につくられた抜け道のことです。入口から入り、中庭を通って別の通りに出られます。リヨン独自の通りで、旧市街やクロワルッス地区に多く見られます。

トラブールのできた由来や観光のしかた、リヨン旧市街にある主要なトラブールを紹介します。



トラブールはなんのために使う?

トラブールがつくられた理由は諸説ありますが、並行する二本の通りをつなぐ目的でつくられたのではないかと考えられています。

ルネサンス時期に人々が住むために住居を建てましたが、できるだけたくさんのスペースを確保するために横断する道を造りませんでした。

そのため建物の中を通る道を造りました。それがトラブールです。

実際、旧市街には縦断する道は多くあるものの、横断する道が少ないです。トラブールを通ることにより、遠回りせずにほかの道に抜けることができるのです。

一方、クロワルッス地区にあるトラブールは、絹織物を移動させるために利用していたのではないかと考えられています。

フランス革命後、絹織物工はクロワルッス地区へ移転してきます。その際に織物機を設置するための住居を多く建設しました。その際にトラブールをつくり、絹織物を持ち運ぶのに利用していました。

第二次世界対戦中の1939-45年には、レジスタンスの会合や逃げ道としてトラブールを使用していました。

一時期、建物を建てる際にトラブールを造ることが流行ったこともありました。現在、旧市街やクロワルッス、プレスキル地区に今でも500以上のトラブールが残っています。

トラブール Trabouleという名前はラテン語で「横切る道」に由来しています。

トラブールの観光のしかた

トラブールのある建物は私有地で、住民が住んでいるアパルトマンの中にあります。建物の入口扉には通常鍵がかけられており、閉まっていれば入ることはできません。

ただ、有名なトラブールについては観光客のために公開しているトラブールもあります。公開している有名なトラブールは扉の入口にプレートなどの目印が取りつけられています。

扉の内側は昼までも薄暗いですが、トラブールにはルネサンス時期に造られた中庭や上階への螺旋階段などを見学することができます。

あくまでも住民が住んでいる建物ですので、見学の際には静かに過ごし、階段などのプライベートの場所には立ち入らないなどのマナーは守りましょう。

トラブールの場所と地図

トラブールはリヨン市内に500以上もあります。観光として見応えのある主要なトラブールを案内します。有名なトラブールは旧市街にあります。

サン・ジョルジュ通り10-12 Rue St-Georges

リヨン旧市街の南サン・ジョルジュ地区にあるトラブールです。旧市街から歩いて行ける範囲にあります。

こちらは同じ通りの中から2つの中庭を結んでいるところがユニークなトラブールです。サン・ジョルジュ通り(rue St Georges)の10番地と12番地のどちらから入っても同じ中庭に抜けます。

このトラブールのある建物は16-17世紀頃のもので、階段が2つの空間を結んでいます。その空間は現在では小さな庭に成り変わっています。

  • 住所:10-12 rue St Georges

サン・ジャン通り 27 rue St Jean

旧市街のメインであるサン・ジャン通り(rue St Jean)から、東のトロワ・マリー通りの6番地へ抜けるトラブールです。リヨンで最も美しいトラブールのひとつで必見です。

サン・ジャン通り側の入口には、最後の修復以来の生き生きとした小さな中庭を見ることができます。階段やギャラリーは16世紀に建てられたもので、さまざまな色彩によって際立っています。

もうひとつの中庭はより小さく、イタリア風の3つのギャラリーを有しています。

  • 住所:27 rue St Jean – 6 rue des Trois Maries

サン・ジャン通り 54 Rue St Jean

旧市街で最も長いトラブールが、サン・ジャン広場から歩いて左側の54番地にあります。このトラブールは4つ中庭を横切って、ブフ通り(rue du Boeuf)の27番地に抜けます。

  • 住所:54 rue St Jean – 27 rue du Bœuf

グヴェルヌマン広場 2 place du Gouvernement

グヴェルヌマン広場(place du Gouvernement)から2つの中庭を抜け、ソーヌ河沿いの10番地(10 quai Romain Rolland)に抜けるトラブール。

グヴェルヌマン広場2番地の建物は、16世紀に建てられた旅行者を泊める聖クリストフの宿泊所でした。彫刻が施された尖塔アーチのファサードは17世紀のころの木製のドアが残っています。建物自体は黄色で、一部ゴシック様式を残しています。

階段をのぼり、中庭に出ると、屋根つきのバルコニーやむかしの井戸の上の絵画ら装飾を見ることができます。中庭の下はかつて馬小屋がありました。旅行者が馬に乗って旅しており、その馬が休む場所でした。

階段を通っていくとソーヌ河沿いの通りに出ます。

  • 住所:2 place du Gouvernement – 10 quai Romain Rolland

ブッフ通り 16 rue du Bœuf

リヨン旧市街の西側のブフ通りにあるトラブールで、旧市街のシンボルであるバラ色の塔(la Tour Rose)があります。最も美しいトラブールのひとつです。

メゾン・ドュ・クリブル Maison du Cribleとも呼ばれ、イタリア人建築家の設計により17世紀に建てられました。

バラ色の塔の見どころ

  • 住所:16 rue du Bœuf

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