リヨンは美食で有名ですが、料理のほかにチーズもおいしいものが揃っています。リヨンで有名なチーズを3種類紹介します。また、おいしいチーズを置いている店も案内します。
メニューをみて分かるようにフランス語とその読みかたも表記しています。
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リヨンでチーズを楽しもう!
チーズはフランス語でフロマージュ(Fromage)といいます。
レストランではメニューにFromage(フロマージュ)の欄にチーズが並んでいます。1種類のチーズを選ぶこともありますし、様々な種類のチーズの盛り合わせで提供されることもあります。
高級レストランではワゴンにたくさんのチーズが並び、その中から好きなものを選ぶこともできます。
また、一般的なレストランのコースではチーズかデザートのどちらかを選びます。(どちらとも選ぶこともできます)デザートも選びたいところですが、チーズも美味しくて有名なものが揃っているのでぜひ食べてほしいです。
さらには、フロマジュリー(Fromagerie)というチーズ専門店があり、チーズをはじめ乳製品などを購入することができます。大きなチーズは量り売りで、小さいチーズは1個ずつ購入します。リヨン近郊で生産されたチーズだけではなく、フランス中のチーズが置いてあります。
チーズは日本へお土産として持ち帰ることもでき、真空パックに梱包してくれる店もあります。匂いが気になるのであれば、タッパーやジップ付き袋を持参しましょう。
リヨンで有名なチーズは下記の通りですが、他の地方のチーズももちろん購入したり、レストランで食べることができます。リヨン特産のチーズは日本ではあまり見かけることは少ない希少なチーズです。ぜひ、リヨンで食べておくべきチーズです。
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サン・マルスラン
サン・マルスラン(Saint-marcellin)とはリヨン南東に位置するサン・マルスラン村で生産されたチーズです。
歴史は古く1461年以前にはすでにこの地でチーズが作られていたとされています。大きさは80gと小さいサイズのもので、表面はしわしわと白カビが生えていて、中はとろけるほどにやわらかく、クセは強くなく濃厚な風味の牛のチーズです。
4週間熟成させた後、4月〜9月が最もおいしいとされています。
サン・マルスランといえば、リヨンで知らない人はいないほど有名なチーズです。
特に、ポール・ボキューズ市場内にあるラ・メール・リシャール(La mère Richard)というチーズ屋さんのものはポール・ボキューズ本店でも提供されるほどで、美味しいと定評があります。
レストランやブションでもメニューにサン・マルスラン(Saint-marcellin)と書かれています。レストランではチーズとともにサラダが添えられていることがあります。
サン・フェリシアン
サン・フェリシアン(Saint-félicien)もサン・マルスランと同様にリヨンで有名なチーズです。リヨン近くのドフィネ(Dauphiné)地方の特産です。
表面はしわしわと白カビが生えていて、中はとろけるほどにやわらかく、クセは強くなく濃厚な風味の牛のチーズ。重さは180g程度と少し大きめです。
4〜6週間熟成させた後、4月から9月にかけてが食べごろで、12月が最もおいしいとされています。
サン・マルスランに見た目は似ていますが、サン・マルスランよりも大きめでまろやかです。レストランではサン・マルスランほどは見かけませんが、チーズ専門店には必ず置いてあるほど有名なチーズです。
絹織物職人の脳みそ
リヨンには「絹織物職人の脳みそ」という名前のついたセルヴェル・ド・カニュ(Cervelle de canut)というチーズ料理があります。
セルヴェル・ド・カニュはフレッシュチーズに塩こしょう、シブレットという青ネギのようなハーブ、にんにくにエシャロットを加えたチーズ料理です。熟成させてないチーズですので癖がなく、パンにつけて食べます。
リヨンの絹織物職人が朝食にパンに塗って食べていて、見た目が脳みそのように見えることから名付けられたそうです。本当に脳みその見えるのかを確かめてみましょう。
レストランやブションのメニューには欠かせないチーズ料理です。また、チーズ専門店でも量り売りで購入することができます。
以上、リヨン特産のチーズを3種類紹介しました。チーズをお土産にどうぞ。