リヨン織物美術館は2000年におよぶ織物の歴史を展示して、コレクション数は世界で一番を誇ります。装飾芸術美術館はフランスでも数少ない美術館のひとつで、織物芸術の分野でヨーロッパ最大級の規模を誇ります。
リヨン織物美術館&装飾芸術美術館の観光案内と場所、美術館の鑑賞レポートを紹介します。
リヨン織物&装飾芸術美術館とは
この美術館は1864年3月に一般に公開され、150年以上の歴史があります。絹の街であるリヨンを代表し、世界中の織物のコレクションが展示されている貴重な美術館です。
これらの美術館は以前はリヨンの商工会議所が所有していましたが、現在では州、国、商工会議所、繊維業組合が共同で設立した協会が所有しています。2016年、当時所有していた商工会議所が資金不足により閉館が危ぶまれましたが、寄付を募るなどの運動が起こり、存続が決まりました。
この敷地内にはリヨン織物美術館 & 装飾芸術美術館の2つがあり、別々の館に別れています。建物は個人の邸宅だったものが使われています。
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リヨン織物&装飾芸術美術館の観光情報
名称 | リヨン織物装飾芸術博物館 Musées des Tissus et des Arts Décoratifs de Lyon | ||
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エリア | ペラーシュ駅 Perrache | ||
住所 | 34, rue de la Charité, 69002 Lyon | ||
交通 | メトロA線Ampère - Victor Hugo駅より徒歩3分 |
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TEL | 04 78 38 42 00 | ||
営業時間 | 火曜-日曜 10:00~18:00 |
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休業日 | 月曜日 | ||
料金 |
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WEB | |||
LyonCityCard | 利用OK! |
共通券でどちらの博物館にも入場することができます。
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リヨン織物&装飾芸術美術館の場所
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リヨン織物博物館の鑑賞レポート
1851年頃に絹織物業者たちが工芸館を開設したことに始まります。リヨン織物博物館は1890年代には歴史博物館として知られるようになり、織物の普遍的な歴史を示していました。現在では世界で最大の織物コレクションを保持しており、およそ250万個の作品があります。
古代エジプト時代から現在まで、日本からアメリカ、中国、オリエント、イタリアやオランダまで、4500年にわたる織物製品を扱っています。さらに、18世紀末から1950年代までのリヨンの織物製品も展示しています。
館内はとても落ち着いた空間で鑑賞することができます。
リヨンの絹織物産業はヴェルサイユ宮殿の絹織物の装飾品を創っており、18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパ各地の王室からの注文を受けるほどに洗練され発展していました。
特に、18世紀からの貴族の服装の展示は見応えがあります。
装飾芸術博物館の鑑賞レポート
織物美術館の隣りには装飾芸術博物館の建物が併設されています。18世紀の個人邸宅を用いており、その当時の雰囲気を残しています。使われていた家具や装飾品の室内、16世紀に使われていた貴重な皿や器なども展示されています。