テットドール公園(Parc de la Tête d’Or)はリヨンの北に位置するリヨン市内で最大級の広さの公園です。公園内には動物園や植物園、湖などがあり、週末になると地元住民たちが散歩したり、ピクニックしたりと憩いの場となっています。
シテ・アンテルナショナルに隣接しているテットドール公園 Parc Tête d’Or は1856年、ふたりのスイス人造園家によって造られました。イギリス式庭園として「広い草原と木々の集まり」をイメージしました。
177ヘクタールの敷地内へは7つの入口があり、内部は小道で結ばれています。16ヘクタールの湖、動物園、植物園などが併設されています。
伝説では金色のキリスト像の東部が昔の領地に埋められていると言われており、これが公園の名前の由来となっています。テットドール Tête d’Or とは「金の頭」という意味のフランス語です。
メインゲート(Porte des Enfants du Rhône)には1902年にできた18世紀様式の壮麗な鉄門が施されています。
門をくぐると湖の船着き場があり、そこからボートに乗って湖を遊覧することができ、2つの浮き島を望むことができます。左岸には1862年にローヌ河の土砂から発見された戦士時代の丸木舟が展示されています。
湖の底を通れる地下道を渡るとイル・ド・スヴニール Île de Souvenir には建築家トニー・ガルニエによる第一次世界大戦の戦没者の慰霊碑が設置されています。
島の湖畔をさらに歩くとローズガーデンがあります。ナポレオンの妃ジョセフィーユ・ド・ボーアルネが1805年に寄贈したバラのコレクションがもとになっており、ヨーロッパでも有名なバラ園のひとつです。
1964年に園芸業者であるシャベールによって造られた国際バラ園は5ヘクタールの敷地に6万本近くのバラやシャクナゲ、あじさいが植えられ、春の季節には見事な花を咲かせます。
湖にあるもう一方の島グランド・イル Grande île には1894年の万博の際に造られた自転車競技場 Vélodrome があり、現在でも国際的なレースがおこなわれています。
オランジュリ小道 Allée de l’Orangeraie を通り、シャレ・デュ・パルク Chalet du Parc を通り過ぎると、2.5ヘクタールに130種の動物が放し飼いにされた動物園があります。
リヨン市が経営をおこなっており、無料で動物を見ることができるのが特徴です。キリンの親子、シマウマ、ライオン、サル類、鳥類、ワニ、などの動物を見学できます。
植物園には1万5千種の植物が植えられており、季節ごとの植物を楽しむことができます。
植物園の先にはガラスと鉄骨でできた外観の大温室 Grandes serres があります。この建物は1882年に完成し、中央部分の高さは21mに達し、多種多様なヤシの木や熱帯樹を集めた熱帯林があります。オランダ式温室には食虫植物が植えられています。
施設情報
名称 | Parc de la Tête d'Or パルク・ド・ラ・テット・ドール | ||
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エリア | テットドール広場 Tête d’Or | ||
住所 | Parc de la Tête d'Or | ||
交通 |
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TEL | 04 72 69 47 60 | ||
営業時間 |
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休業日 | - | ||
料金 | 無料 |
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WEB | |||
LyonCityCard | 利用不可 |