リヨン旧市街の南側にあるサン・ジョルジュ地区は、ユネスコ世界遺産に登録されている古い街並みの残る歴史的なエリアです。
サン・ジョルジュ歴史地区の見どころや観光案内と行った巡りかた、場所や地図を紹介します。
サン・ジョルジュ地区の巡りかた
昔、旧市街のエリアがリヨンという町であり、サン・ジョルジュ地区はリヨンの最南端の地区でした。西はフルヴィエールの丘、東はソーヌ河、南にはサン・ジョルジュ門で囲まれており、サン・ジョルジュが外とリヨン内を行き来する唯一の門でした。
現在、サン・ジョルジュ門は破壊され、残っていません。
地下鉄ヴューリヨン駅(Vieux-Lyon)を降り、右手にすすむとサン・ジョルジュ地区 Saint-Georgesに入ります。
トラマサック通り Rue Tramassacを抜け、トリニテ広場 Place de la Trinitéに出ると、カフェ・ドゥ・ソレイユ Café du soleilというレストランが見えます。カフェ・ドゥ・ソレイユは昔は修道院として使われていた古い建物で、ギニョール人形劇の装飾として使用いていました。
カフェ・ドゥ・ソレイユの右手の通りはグルギヨン上り道 Montée du Gourguillonがあり、フルヴィエールの丘まで続く坂道です。ローマ時代から16世紀までフルヴィエールの丘に行くことができる唯一の道でした。
カフェ・ドゥ・ソレイユの左手の通りはサン・ジョルジュ通り Rue Saint Georgesで、進むとローヌ河沿いにサン・ジョルジュ教会 Église Saint Georgesが見えてきます。
サン・ジョルジュ教会は1844年にネオゴシック様式で建てられました。かつては14世紀にマルタ騎士団の館があった場所です。教会の正面扉上に、竜を退治する聖ジョルジュのタンパン彫刻があります。
サン・ジョルジュ教会前には、1853年に造られたソーヌ河に赤い色の歩道橋(アベ・ポール・クチュリエ Abbé paul Couturier)がかかっています。 歩道橋ですので車は通れません。この橋はソーヌ河や旧市街やプレスキルといった観光名所のフォトスポットとなっています。