リヨンの郊外にある世界的に有名な三ツ星レストランであるポールボキューズに行ってきました。そのときの様子と感想をレポートします。
ポールボキューズの外観
ポールボキューズ本店はリヨンの北にあるローヌ河沿いにあります。緑と赤色の建物ですので、とても目立ちます。ちなみに、レストランの目の前にある端はポールボキューズ橋(Pont Paul Bocuse)と名付けられています。
クリスマス時期でしたので、デコレーションがキラキラになっています。
ポールボキューズの店内
レストランの店内は重厚で落ち着いた雰囲気です。
入口付近にはポールボキューズ氏のレシピ本や伝記、グッズが置かれています。
コース料理の内容
料理はコースメニュー Menu Paul Bocuse(ムニュ・ポール・ボキューズ)を選びました。
A3サイズよりも大きな厚紙でできたメニューを渡されます。このメニューは記念に持ち帰りで来ます。
コース料理を順番に紹介します。
食前酒にはキールを頼みました。
まず、アミューズ・ブッシュです。
ワインは赤ワインを頼みました。ワインリストにはだいたい150€〜のワインが並んでいます。
つぎに、前菜です。
続いて、スープです。
1975年にレジオンドヌール勲章を受勲したポール・ボキューズがエリゼ宮での晩餐会で、当時の大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンに捧げたスープ。ポールボキューズのスペシャリテ。V.G.E.とはヴァレリー・ジスカール・デスタン Valéry Giscard d’Estaing の頭文字をとってこう呼ばれています。
ここまででお腹がいっぱいですが、今からが本番です。次は魚料理です。
一旦休憩で、グラニテが入ります。グラニテとはフルーツを使ったさっぱりとしたシェーベットで、魚と肉料理の間に提供されます。
ようやく、肉料理の登場です。なにか腸に包まれてやってきました。
その中に入っていたのはブレス産の鶏肉です。
vessie ヴェッシーとは豚の膀胱のこと。風船のように膨らんだのは膀胱だったのですね。その膀胱の中にはブレス鶏とモリーユ茸にクリームソースが添えられた料理です。
まだまだ続いて、次はチーズです。ワゴンでチーズの盛り合わせが運ばれてきます。
Mère Richard とはリヨンでおいしいと評判のあるチーズ専門店です。様々な種類のチーズから好きなものを好きなだけ選べ、取り分けてくれます。
最後にデザートです。こちらもデザートのワゴンが来ますので、好きなものを好きなだけ取り分けてくれます。
デザートには同じくリヨンの名店ベルナシオンのプレジダンもあります。
デザートのあとにコーヒをいただいて、名残惜しいですが食事は終わりです。お腹いっぱいで動けません。
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